ゆで卵は元に戻らない!

卵体温が42℃を超えると、体の細胞(タンパク質)が壊れていきます。ゆで卵が生卵に戻ることができないのと同じ理屈で、変性したタンパク質は元の状態には戻りません。人間では神経細胞が壊れ、心臓の筋肉も壊死し、腎臓、肝臓もこわれ腎不全・肝不全を起こします。このように、熱中症は重い後遺症を残したり命を落とすこともある、こわい病気なのです。ある医師が言っていたフレーズがとても目をひきましたので、参考までに載せました。

ぐっと暑さが厳しくなってきた7月ですが、皆さんの職場の暑さ対策はいかがでしょうか。私もサポートしている工場等は毎年かなり徹底して対策をしています。それでも若い方の熱中症への意識や理解は残念ながらあまり高くない状況もあります。マスコミを含め、かなり当たり前というか、あまりに耳に入りすぎて、かえって大変な病気だという認識が少し薄れているような気がしています。

気候変動に関する政府間パネル(INTERGOVERNMENTAL PANEL ON CLIMATE CHANGE)では、厳しい温暖化対策をとった場合でも0.3~1.7℃上昇する可能性が高くなりさらに、平均海面水位は、最大82cm上昇する可能性が高いと予測されています。つまり、地球温暖化は熱中症を誘発する恐れがあるのです。

体内の熱を外に逃がしにくい環境は熱中症が起こりやすく、例えば、気温・湿度が高いとき、風がないとき、急に熱くなったとき、日差しが強い時・照り返しが強いときは要注意です。また、二日酔いや食事抜きのままの作業も避けるようにしましょう。仕事前や休憩中、帰宅後の過ごし方や水分や塩分の補給は特に大切です。体調が悪い時には、無理をしないことを心掛けるようにしてください。日頃から職場での声かけを行い皆で気をつけていきましょう。