健診結果の活用を!

春に健診を実施している所も多いですが、皆さんの所の受診率はいかがでしょうか。国民健康・栄養調査(H26)では、過去1年間の未受診者の割合は、男性 27.8%、女性 37.1%であり、年齢階級別にみると、男性では 70 歳以上で最も高く、女性では 30 歳代で最も高いとありました。また、健診の受診状況別に生活習慣等の状況(たばこ、運動、体型、血圧)を比較すると、女性の肥満者の割合は未受診者で有意に高く、また男女ともに現在習慣的に喫煙している者の割合、運動習慣がない者の割合、血圧の平均値は未受診者で有意に高いとのことでした。

受診率100%がまず第一優先ですが、受けただけで安心していませんか。要精密と判定が出ていても受診にむずびついていない方や健診結果をほとんど見ていなかったり、過去の結果もどこに行ったがわからない等、結果を活用している方は少ないように思います。

健診結果は、経年的変化を見たり、全体を眺めてどのあたりに印が入っているか、よかった時はなんでよかったのか、悪かった時は何が原因だったのか等、自分の1年間を振り返ってみることが大切です。仕事では、このように目標を立て進めて行く事は当たり前にやっているのに、健康となると軽視しがちです。あと最近の若い方はアプリを使って日々の健康状況を把握している人もいます。とてもいいことだと思いますが、それもやっている事だけに満足していて、より健康になるためにという意識はあまり持っていないように感じています。人によって状況が違う中で、自分だけで行うには少し億劫なこの作業を医療職がいれば活用して一緒にやってみてください。今までの生活習慣を変えることは、ある意味とても難しいことでもあります。でも、その人にとってできることを少しずつでも積み上げていければ必ず結果はついてきてくれます。

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