2021年もスタートしましたが、まだまだコロナとの戦いは続いています。

昨年の12月15日に修正があった「職域のための新型コロナウイルス感染症対策ガイド」の中から改めていくつか従業員と共有していただければとピックアップしてみました。 それによりますと、「マイクロ飛沫感染」が追加されました。「マイクロ飛沫感染」とは、微細な飛沫である5㎛(1㎛は、1㎜の1000分の1の大きさ)未満の粒子が、換気の悪い密室等において空気中を漂い、少し離れた距離や長い時間において感染が起こる感染経路の事です。これまでの飛沫感染をさらにこまかくした対応です。

「3密」や「大声」の環境では「飛沫感染」「接触感染」とともに、「マイクロ飛沫感染」も起こりやすいと考えられています。そういう意味では、冬場の換気はこれからさらに重要になってきます。寒さを防ぎつつ室内のこまめな換気をしましょう。日本産業衛生学会の「換気シュミレーター」を活用されるのもいいかと思います。部屋のサイズが分かれば入力して状況の目安はわかると思います。 それから、絶対欠かせないマスクですが、正しく付けていますでしょうか。時々顎までさげていたり、鼻が出ている方を見受けます。正しい付け方は鼻と口、顎まで隙間がないようにきちんと覆うようにして付けます。マスクとともによくテレビでも見る、フェイスシールドとマウスシールドの適切な使い方ですが、ともに単独の使用では飛沫感染を予防することは期待できませんので、これらを使う時はマスクを併用することと、適切なフィジカルディスタンシングを確保して感染を予防しましょう。基本的なことですが、できることをしっかり一人一人が行っていきましょう。また、ひとたび職場で感染者や疑いのある従業員が出た際、国は具体的に対応を行ってくれるわけではありませんから、例えば一旦どこの部屋で待機してもらうのか、消毒はどのようにするのか等、実際を想定して準備をしておく必要があります。

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