働く女性は労働人口の4割を超えており、女性の管理職も少しずつですが増えてきている状況です。勤務年数も伸び、出産年齢の上昇や生涯出産数減少、平均寿命が伸びる等、女性を取り巻く環境も大きく変わってきています。

今まではどちらかというと男性中心のメタボリックシンドロームや生活習慣病への対策でしたが、今後は女性従業員への健康支援も重要となってきています。

経済産業省の調査では、女性従業員の約5割が女性特有の健康課題により「勤務先で困った経験がある」、また、女性従業員の約4割が女性特有の健康課題などにより「職場で何かをあきらめなくてはならないと感じた経験がある」とありました。

女性の場合、男性とはやや異なった健康問題(骨粗しょう症・骨折、関節・筋肉の変形や弱化、認知症など、女性ホルモンに関連して起こりやすい問題)が多くあります。20代から30代女性の抱えている健康問題、50代以降の女性が抱えている健康問題等、それぞれのライフステージでの関わりの必要性を強く感じています。不調を感じながらもどう対応したらいいのか悩み、仕事のパフォーマンスも低下している状況が続いていることが多いです。職場としてできる取り組みは色々あると思いますが、まずは女性特有の健康課題や症状等に関する教育は必要だと思います。その他例えば、職場で少し横になれる環境があったり、相談しやすい窓口を設置したり、婦人科検診の重要性を啓発したり、婦人科検診受診率向上への取り組みや、柔軟な働き方ができる体制作り等も整えていくことが必要です。

また、女性に限らず、男性も女性の健康問題への関心を持ってもらうことも大切になります。

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